誕生から四半世紀を数え、ますます人気のイタリアンナッパのブックカバーシリーズ。
25周年記念企画の第二弾として、シュランケンカーフ製の展開を始めます。
※第一弾はこちら
「A5判ソフトカバーサイズも加わって都合8型に!」
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長年、多くの愛書家の方にご愛用いただいてきましたイタリアンナッパラックスレザーのブックカバー。
イタリアンナッパラックスレザーは、天然のタンニンでなめした滑らかで温かみのある手触りと、手染めで色を施したナチュラルな雰囲気が魅力です。
これは「経年変化する革」で、細かい傷がついては馴染み、使う人の手の汗や脂によって色が深まり、日なたに置けば紫外線で色も褪せ、よく読む本の厚みに合わせて折り返しの折り癖もつきます。使う人とともに日々の物語をその身に刻み、育っていきます。
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対してシュランケンカーフは、「変化せず長く使える革」です。
もとより柔らかくきめ細やかな肌理のカーフレザーを、繊維が柔軟に伸び縮みするように強靱にするクローム剤でなめし、シュリンク加工によってその繊維をぎゅっと縮めています。その結果生まれたやわらかな触感、指で押すとへこみ、折り曲げても跳ね返るような弾力性、細かく粒立ったシボのざらざらとした心地よい手触りが魅力です。芯から表面までクロムが浸透している為、明るく鮮やかな染色と発色が実現し、また水気にも強くなるため、褪色や色の変化も少なくなります。
そのように、革としての耐久性は高く、変化の少ない革ですが、長く使っていくうちに、人の手の脂で磨かれて艶を増し、シボの凹凸が滑らかになっていきます。バッグや財布ならば中身のかたちに、ブックカバーなら表紙と背表紙の折り目のところに癖が付き、艶めいて、陰影が付いていきます。
多くの革製品の謳い文句である「長く使える」「味が出てきた」という経年変化は、有機物が朽ちていくからには必定である経年劣化の印象と紙一重ではあるのですが、この革は「劣化」という印象を受けるような変化がとても緩やかで、「育っていく」「買ったときよりも良くなっていく」という印象のほうが強く、長く楽しめる革です。
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そんなシュランケンカーフでつくるブックカバーの大きな魅力は、当たり前のことのようですが、「シュランケンカーフの触感を存分に味わえる」ということです。特に大きな判では、手のひらの上に載せて持って本を読みますから、手のひらいっぱいに革を受けることになります。イタリアンナッパラックスとはまた違うしっとり感はよく手に馴染み、とても心地よい触り心地を味わえます。
シュランケンカーフにはふしぎな魅力、中毒性と言ってもいいかもしれません、があり、一度触れると、いつまでも触っていたくなります。
そして、上掲のキーケースのように、長く使えば使うほど艶やかに滑らかになっていきます。「買ったときから良かったけど、今のほうがずっと良くて、育てるってこういうことなんだってわかった」というお声を頂戴したこともあります。
そんな魅力のある素材ですから、お財布をお求めいただくと、次はバッグが欲しくなったり、「バッグを使ってみたら良かったので、色も揃えてお財布も買いたい」といった具合に、色々と揃えてみたくなるという方が、本当に多くいらっしゃいます。
そういった「シュランケンカーフ・フリーク」になってしまったピッチーノファンの皆さまの「ブックカバーもシュランケンカーフで欲しいよね」というご要望にお応えして、シュランケンカーフ製でのご注文を承ることにいたしました!
もちろん、イタリアンナッパラックスレザーのブックカバーをご愛用いただいてきた方々にも、ぜひお試しいただきたく存じます。ナチュラルテイストの革とはまた違った魅力のある革の手触りを楽しみながら、読書の世界に遊ぶことが出来ます。本を読むのがますます楽しくなることでしょう。
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シュランケンカーフのブックカバーシリーズは、完全受注生産にて承ります。
・全19色
・全8サイズ
・栞あり/栞無し
の、都合304パターンのどれでもお作りすることができます。
また、カスタマイズオーダーによって、ステッチの色、ハギの有無、コンビネーションカラーなどを指定することも可能です(別途、カスタマイズ料が発生します)
各サイズおよびカスタマイズの価格、詳細な仕様について、ご興味がおありの方は、
メールにてお問い合わせ下さい。
bag@piccino.jp
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