伝統を持ち歩く喜びが、ビジネスに色気を与える
ワープロラックスカーフスキン製のビジネスバッグです。
シンプルにしてスマート。そしてクラッシィな、最上級の紳士のバッグを造りました。
■主な仕様
ハンドルのみの手提げ仕様。スーツの肩の曲線を崩さないために、ショルダーベルトは使わないという方におすすめです。
メインポケットの天は開口で大きく開き、上から冠(かぶせ)がマグホックで留まっています。
前胴のサブポケットは冠の内側。後胴のスリットポケットは冠の縫い目の直下に。スッキリした見た目を損なわず、収納力も高い設計です。
「吹下冠薄造束入(WH901)」や、 「得も言われぬ持ち心地のラウンドファスナー長財布(P888WW)」などをお持ちで、 この革のふしぎな手ざわりを知ってしまった方へ。ぜひ揃いでお持ちください。
■素材の特徴
ワープロラックスカーフは、ドイツで百五十年の歴史を誇った老舗タンナーの技術を継承する職人たちが送り出している、世界最高峰の型押し革です。
型押し(エンボス加工)は、つるりと滑らかな皮革の表面に型(クロコダイルなどの爬虫類のうろこ模様や、細かい粒状のものが代表的)を押すことで、表情や陰影を付け、魅力的な味のある革素材とする技法です。
型押しの多くは、キップレザーなどの成牛の革の価値を高めるために行われます。しかしワープロラックスカーフは、スイスの牧場でのびのび育った素性の確かな仔牛の皮からつくられる世界最高級のカーフレザーに、あえて精緻な型押しを施すことで、柔らかな質感を活かしながら、魅力的な表情と質感を現しています。
鉱物起源のクロームなめしと天然のタンニンによるなめしのコンビネーション技法によりなめされた、双方のいいとこ取りの良質な革素材です。鮮やかな発色は褪せにくく長く留まり、柔らかでコシのある触感をそのままに活かします。表面は水気や小傷にも強く強靱です。脂気の抜け方も緩やかでなので、経年による乾燥や破断なども簡単には起こりません。
欧州の著名なメゾンでも採用されている高級素材で、良い特性を数多く備えています。 この革で作る製品はどうしても高価になってしまいますが、お値段以上に価値のある革素材で、長く変わらずお使いいただける製品に仕上がります。