出張にも使える大容量ボストンバッグを、日々のお仕事用に
物持ち、整理好きのスタッフの声から生まれたデイリーボストンバッグ
お客様のご要望により、製品化いたしました。
■物持ちのリクエストから生まれたかたち
このバッグは、数年前に別の革で生産したバッグを元にして、弊社スタッフが自分用にと、素材と細かい仕様を変更し、工房で仕立てたものです。
(その経緯はこちら。その1、その2、その3)
それをご覧になったお客様から、同じものがほしい、というご相談をいただき、製品化することになりました。
このボストンバッグのコンセプトは、一にたくさんものが入ること、二に整理しやすいこと、です。
・大きなバッグを毎日の仕事用に使い、細々とした荷物をたくさん持ち歩いている方
・大きなバッグの中でも、ものをしまう位置を決めて、すぐに取り出せるようにしておきたい方
におすすめです。
■仕様
このボストンバッグの最大の特徴は、表胴のバッチポケットです。
膨らみを持たせたポケットを、メインポケットの外側に付けることで、お財布やスマートフォン、ハンカチなどの雑貨類を分けて入れられます。
バッチポケット内の口元近くにスリットポケットを配しているので、パスケースなどもすぐ取り出せるようになっています。
後胴にも広めのファスナーポケットを装備しているので、チケットやチラシなども取り分けられます。
細々とした雑貨類を分けることで、メインポケットの空間が広々と使えるので、ノートPCやタブレット、書類などのA4サイズのものがたくさん楽々収納できます。
内側のオープンポケットも6箇所に仕切られ、整理しやすいようになっています。
■素材の特徴
ワープロラックスカーフは、ドイツで百五十年の歴史を誇った老舗タンナーの技術を継承する職人たちが送り出している、世界最高峰の型押し革です。
型押し(エンボス加工)は、つるりと滑らかな皮革の表面に型(クロコダイルなどの爬虫類のうろこ模様や、細かい粒状のものが代表的)を押すことで、表情や陰影を付け、魅力的な味のある革素材とする技法です。
型押しの多くは、キップレザーなどの成牛の革の価値を高めるために行われます。しかしワープロラックスカーフは、スイスの牧場でのびのび育った素性の確かな仔牛の皮からつくられる世界最高級のカーフレザーに、あえて精緻な型押しを施すことで、柔らかな質感を活かしながら、魅力的な表情と質感を現しています。
鉱物起源のクローム剤に天然のタンニンを併用してなめされた、双方のいいとこ取りの良質な革素材です。鮮やかな発色は褪せにくく長く留まり、柔らかでコシのある触感をそのままに活かします。表面は水気や小傷にも強く強靱です。脂気の抜け方も緩やかでなので、経年による乾燥や破断なども簡単には起こりません。
欧州の著名なメゾンでも採用されている高級素材で、良い特性を数多く備えています。
この革で作る製品はどうしても高価になってしまいますが、お値段以上に価値のある革素材で、長く変わらずお使いいただける製品に仕上がります。
この製品は、ご注文をいただいてから職人が一本ずつお作りします。
そのため、納期を長めにいただいております。
■受注生産品について
この製品は、お客様のご注文をいただいてからお作りするものです。
工房の職人が、最適な革を見極め、包丁で部品をひとつひとつ切り出して縫い込む、こだわりの一品です。
一本ずつお作りするため、完成までに少々お時間を頂戴しております。
また、素材とする革の輸入や在庫の状況によっては、更にお時間をいただく場合もございます。
その際は、弊社スタッフより速やかに状況のご連絡をさせていただきます。
お客様のご期待に沿うよう、精一杯努力してまいりますので、何とぞ、ご了承いただきますようお願いいたします。