ボストンバッグを握りしめ、東京駅の改札をくぐる。さあ、旅のはじまりです。
キャリーケースを転がすなんて、身軽な一人旅には野暮というもの。
着替えと歯ブラシ、駅ナカで選んだ本、一眼レフだけあればいい。
いや、念のためにタブレットは…なんて誘惑は振り切って、気ままな旅を楽しみましょう。
■ポイント
ピッチーノの定番中の定番、ボストンバッグです。
デビューから20年以上、皆様の旅のお供をさせていただいているかたちを、シュランケンカーフでおつくりしました。
色鮮やかで柔らかく強靱、上品な光沢を帯びた素材感が、ピッチーノで一二を争う大きなサイズで展開されて、重厚感溢れる仕上がりになっています。
■仕様
特徴は、ハンドル。
多くの荷物を収めるボストンの負担を、文字通り一手に担う箇所なので、
奥までしっかりと芯を通し、ぐるりと縫い込んで補強しています。
シンプルなステッチは、職人の腕の証。
大ぶりの袋を取り回しながら、複雑に入り組む部品を確実に、一本の糸で乱れなく縫い込むのは、熟練の職人でも神経を使うところです。
ショルダーベルトは、重さのバランスを考えて短めに。
肩から近いので、大きな袋の深い底にも手が届きます。
ポケットも充実。
外のファスナーポケットは、大きな胴板を横断して広く取ってあるので、お財布にチケットに地図や雑誌まで、すぐに欲しいものを放り込めます。
中は、仕切りの入ったオープンポケット、スマートフォンポケット、そして大事なものはファスナーポケットへ。
これひとつで、すべてが賄えます。
■素材の特徴
素材はドイツ産のシュランケンカーフ(カーフシュリンク)です。
柔らかくふわっとした手触りと、気品ある光沢を帯びた鮮やかな発色が特徴の高級素材です。
色の変化も少なく、とても丈夫な革なので、長くお手元に置いてお使いいただけます。