刃を研ぐ回数

2012年6月14日
この革はドイツシュリンクと呼ばれる革です。その名の通り、ドイツで作られた革。クロームなめしの最高峰のタンナーでつくっています。イタリアから輸入している革、イタリアンナッパと比べて包丁で裁断すると包丁の刃の減りは、ドイツシュリンクを裁断する方が速いそうです。
「クロームなめしの革の方が革に弾力があり、さらにシュリンクされて縮まっている分、革の密度も高い。刃を研ぐ回数も多く、あっという間に刃が短くなってしまう。ドイツシュリンク素材を使ったバッグは、手断ちでバッグをつくつことが多いので、包丁の減り方も速い。」

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